アンディ・プリオールとBMWが世界タイトルを保持

rint2006-11-20

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/macau/2006/sport_sto1012902.shtml
2006年FIA世界ツーリングカー選手権は、満員のグランドスタンドの前でドラマ溢れた2つのレースと共に、マカオで昨日終了しました。アンディ・プリオールとBMWは、それぞれドライバーズ部門とメーカー部門の世界タイトルを保持しました。

マカオのイベントにて記録的な入場者数

マカオGP委員会は、第53回マカオ・グランプリ(第40回モーターサイクルGPとマカオでのWTCCギア・レースを含む)の記録的な観客者数を発表しました。4日間で4万人以上の観客がグランドスタンドに詰めかけ、20万人以上の人々がホテルの部屋やトラック周りにあるレストランのテラスなどからマカオGPを見物しました。

プリオールとヨルグ・ミュラーがそれぞれ1勝

悪名高いギア・サーキットで、ドイツ車のBMWが第19&20戦(プリオールとヨルグ・ミュラー)で勝利しました。ヨルグ・ミュラーはこれによりドライバー部門2位となりました。
アルファロメオのアウグスト・ファーフス、セアト・スポーツのイヴァン・ミュラー、ファブリツィオ・ジョバナルディのホンダ・アコードやインディペンデント・チャンピオンのトム・コロネルの存在もあり、BMWにとってレースは容易なものではありませんでした。
第2レースのスタートでの事故は、第1レースを5位で終えていたファーフスのタイトルへの望みを妨げることとなりました。
イヴァン・ミュラーは2つのレースで表彰台を獲得し選手権でも4位となってセアトの面目を保ちましたが、BMWのメーカー部門タイトル獲得を阻止する事はできませんでした。
コロネルとジョバナルディは、2つの素晴らしいパフォーマンスを成し遂げました。既にインディペンデント・トロフィーを獲得していたGRアジアのオランダ人は総合での表彰台に登り、ジョバナルディは2つのレースでポイントを獲得しJASモータースポーツのホンダ・アコードがトップの位置で戦える事を証明しました。

プリオールとRBMチームにとっての3連覇

しかしながら、この日は究極のゴールを目指し巨大なプレッシャーに勇敢に立ち向かったアンディ・プリオールが最もクールなドライバーである事を証明することになりました。
これは、ガーンジー生まれの32歳にとっても、バート・マンペイのRBMチームにとっても3年連続のFIAツーリングカー・タイトルでした。再びドライバーとチームはパーフェクトなハーモニーを奏で、常に正しい瞬間で正しい動きを見せました。
2004年のETCCに続き2005年と2006年のWTCCタイトル獲得というプリオールの記録は、『Mrツーリングカー』ことロベルト・ラバーリアの記録(1986&1988年のETCC、1987年のWTCC)に匹敵するものです。