マカオ・第1レース:プリオールがタイトルに近づく

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/macau/2006/sport_sto1012102.shtml
アンディ・プリオールは、第1レースでリードを保ちポールを勝利へと変え、2年連続世界タイトルへと近づきました。2位にはダンカン・ヒュイスマン、3位でチェッカーを受けたのはイヴァン・ミュラーでした。
プリオールはスタートをうまく決め、同じBMWのヒュイスマンが素晴らしいスタートを決めて最初のコーナーで4番手から2番手に順位を上げました。
レース最初の事件が起きたのは、1周目のこのコーナーでした。アウグスト・ファーフスとダーク・ミュラーが接近してリスボア・ベントに進入し、ファーフスはインサイドに留まり、ダークはスピンしてしまいました。
ダークの車はトラックの大部分を塞いでしまい、後方の車がせき止められる事となってしまいました。しかしながら、一部のドライバー(ファブリツィオ・ジョバナルディ、トム・コロネル、アラン・ムニュ、ジェームス・トンプソン、ニコラ・ラリーニ)は幸運にも抜け道を見つける事ができました。
最初の周で、ステファノ・ディアステとヤン・マグネッセンは車にダメージを受け、コース上をゆっくりと走ってピットへ戻っていきました。先頭集団は常時追い越し禁止区間となっているメルコヘアピンで、ディアステの車に塞がれる形となってしまいました。
これにより、トム・コロネルが先頭集団に追いつく事となりました。メルコヘアピンにて、その後ろではトンプソンがメニュに追突しましたが、2人ともポジション(8位と9位)をキープしました。
4周目に、ジョバナルディはリスボア・ベントで4位のファーフスをオーバーテイクしました。ファーフスへのアタックはヨルグ・ミュラーによって5周目から再び始まり、レースが終わるまで続きました。
ファーフスはヨルグの攻撃をしのぎ、5位でフィニッシュしました。一方、ヨルグはコロネルが後ろにひっついてきたので、自分自身の防御をしなければなりませんでした。何度かのハラハラするアクションにもかかわらず、ヨルグはGRアジアのプライベーターを後ろに6位でフィニッシュしました。
トンプソンは、7周目に再びインシデントに巻き込まれていました。彼はリスボア・ベントで真っ直ぐ行ってしまい、11位で復帰しました。すぐあとに、ニコラ・ラリーニがサンフランシスコ・ヒルの出口でクラッシュし、彼はレースを終える事となりました。
同じシボレー・ドライバーであるアラン・ムニュもまた、8周目にクラッシュしレースを終える事となりました。メニュの離脱によりピーター・ターシングが8位となり、第2レースのポールポジションを獲得しました。
3人のドライバーだけが、第2レースの前の時点でタイトル争いに残っています
プリオール(69ポイント)、ファーフス(64ポイント)、ヨルグ・ミュラー(62ポイント)