マカオ・第2レース:ヨルグ・ミュラー優勝、プリオールがタイトル獲得

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/macau/2006/sport_sto1012176.shtml
アンディ・プリオールは2006年FIA世界ツーリングカー・チャンピオンです。第2レースを5位で終えたにもかかわらず、ガーンジー生まれのプリオールは1ポイント差でタイトルを獲得しました。
ヨルグ・ミュラーは第2レースで勝利し、チャンピオンシップを2位で終えました。イヴァン・ミュラーは2位でチェッカーを受け、トム・コロネルが後に続きました。
ジャンニ・モルビデリのアルファロメオとニコラ・ラリーニのシボレーは、第1レースのクラッシュの後グリッドに並ぶ事ができませんでした。
ヨルグが素晴らしいスタートを決め、アウグスト・ファーフスもまたいいスタートを決めましたが、リアのコントロールを失いマンダリン・オリエンタル・ベンドで壁に接触した時、彼のタイトルの夢が砕かれる事となりました。
次のコーナーで、ピーター・ターシング、イヴァン・ミュラー、ジェームス・トンプソンは並んで通過しました。彼らにダンカン・ヒュイスマンとジョルディ・ジェネが続きましたが、2人はクラッシュし、リスボア・ベントのトラック上に止まってしまいました。
集団はどうにか車の残骸を通り抜ける事ができましたが、ソリチュード・エッセスでガブリエレ・タルキーニとロバート・ハフによる別のアクシデントが起きました。
トラック上にさらに2台の車がストップし、セーフティカーが3周にわたって配備されました。セーフティカー期間の間に、アルファロメオのサルバトーレ・タバノはトラック上にダメージを負った車をストップさせました。
リスタート時、2番手にいたピーター・ターシングがトラブルを抱えて後退した為、ヨルグは大きなギャップを得る事ができました。イヴァン・ミュラーコロネルを追い越しましたが、2人はレースが終わるまで戦い続けました。
プリオールはファブリツィオ・ジョバナルディを寄せ付けないようにし、トラブルから離れるようにしていました。彼は何とかそれを成し遂げ、2度目のWTCCタイトルを勝ち取りました。
プリオールとジョバナルディの後ろで、残りのポイント圏内には地元のアンドレ・クート(7位)とダーク・ミュラー(8位)が入りました。リザルトに残ったシボレー・ドライバーはアラン・ムニュ(10位)だけでした。