プリオール、単独首位に

rint2006-07-03

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/sport_sto919079.shtml
セアトとBMWは、ブラジルで初めて行われた世界ツーリングカー選手権で勝利を分け合いました。クリティバ・サーキットのグランドスタンドには3万4千人の観客が集まり、盛大なイベントとなりました。
第1レースはアルファロメオの地元ドライバーであるアウグスト・ファーフスと、セアト・スポーツのジョルディ・ジェネとピーター・ターシングとの戦いによって活気付けられました。ポールからスタートしたファーフスは、母国の観衆の前でレース中盤までリードする事ができましたが、ついにジェネとターシングに抜かれ、セアトの1-2フィニッシュとなりました。
第2レースはドラマに満ちていました。アンディ・プリオールはスタートからチェッカーまでずっとリードしましたが、2回のセーフティカーにより2回リードを築きなおさなければなりませんでした。彼の後ろでは2位の座をめぐり息を呑む戦いが繰り広げられ、リデルやジェネやファーフスを含むいくつかのクラッシュがありました。最終的には、ジャンニ・モルビデリと彼のアルファロメオが、アレッサンドロ・ザナルディの猛攻を凌いで2位の座を獲得しました。
これらの結果で、アンディ・プリオールがジェームス・トンプソンに3ポイントのマージンをつけてドライバーズ選手権の単独リードを取り戻し、ガブリエレ・タルキーニがトンプソンから1ポイント差で3番手となっています。
セアトとBMWのメーカー選手権の戦いもまた非常に接戦で、スペインのセアトがわずか1ポイント差でリードしています。
WTCCは、7月29〜30日にメキシコのプエブラ−アモゾクで再開します。