クリティバ・第2レース:プリオールが波乱に富んだレースを制す

rint2006-07-02

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/sport_sto918842.shtml
アンディ・プリオールがドラマづくしのレースをスタートからゴールまでリードし、シーズン4度目の勝利を収めました。アルファロメオのジャンニ・モルビデリが2位でフィニッシュし、BMWのアレッサンドロ・ザナルディが続きました。
セーフティカーが2度導入され、結局1周残して赤旗終了となりました。6周目にプロチーム・モータースポーツのランゴーニがスピンし、ターン4でグラベルに捕まったことにより、1周のセーフティカーランが入りました。リスタートでは、イヴァン・ミュラーとアラン・ムニュが9位をめぐって争いました。
9周目には、ザナルディがトンプソンのセアトを追い抜いて3位に上がりました。同じ周に、再びセーフティカーを引き出す事件が起こりました。エメット・オブライエンがクルバ・ダ・ビトリアの出口でコースオフ、タイヤウォールに激しくクラッシュしトラック上にスピンしました。セーフティカーが3周に渡って導入され、レースが再開されるまで、ピットレーンをドライブスルーする事を強いられました。再開されたレースもわずかなものとなり、アラン・ムニュが同じようなクラッシュに見舞われてしまいました。車は危険な位置で止まってしまい、これにより赤旗終了となりました。
レギュレーションにより、レースが赤旗終了する際には、最終リザルトは赤旗が出る前、最後から2番目の周のものが採用されます。したがって、リザルトではメニュが10位にいた14周目の結果が採用されました。彼のシボレーのチームメイトであるロバート・ハフは、ぎりぎりポイント圏内の8位でレースを終えました。ニコラ・ラリーニはエンジン故障のためレースをスタートしませんでした。
ジェームス・トンプソンはセアト勢ベストの4位でフィニッシュし、タルキーニとターシングはそれぞれ5位と6位を占めました。イヴァン・ミュラーは13位で期待外れの週末を終え、ジェネは5周目にBMWとのアクシデントに巻き込まれ14位でレースを終えました。6人目のセアト・ドライバーであるリカルド・リデルは、4周目にファーフスと接触し、お互いにレースをフィニッシュすることができませんでした。
インディペンデント部門のバトルは熱き戦いとなり、トム・コロネルとライアン・シャープが最大ポイントを獲得すべく戦いました。インディペンデント部門優勝&総合11位の座を得たのはコロネルでしたが、シャープはすぐ後の12位でした。シャープのチームメイトであるジョバナルディは、エンジントラブルの為、レースに参加する事ができませんでした。