ブランズハッチ・予選:リデルがポール

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/sport_sto888996.shtml
今までWTCCでは、こんな息を呑むような予選セッションはありませんでした。セッションが進むにつれドライになったトラックで、セアトのリカルド・リデルがポールの位置を確保するまで、タイムシートの最上段の名前は18回変わりました。
1分34秒493のタイムで、彼は明日チームメイトのピーター・ターシングと共にフロントローからスタートします。シボレーは予選でこれまでのベストリザルトを得て、ロブ・ハフが1分34秒675という素晴らしいタイムを出して、彼のホームレースを3番手グリッドからスタートすることとなりました。
しかし、ハフはラストラップのウエストフィールド・コーナーでコースアウトしハードなクラッシュをしてしまいました。アラン・ムニュは5番手となり、2台のシボレーを分けたのはイヴァン・ミュラーのセアト・レオンでした。
ジェームス・トンプソンは、残り6分で問題を抱えてピットに入るまでセッションを通して強さを見せていました。一方、フィールドではドライになったトラックでスリックにチェンジしました。
タイムは劇的に落ちていき、トンプソンは20番手まで落ちてしまいました。彼はどうにかセッションに復帰することができ、6番手グリッドを得るに十分な1分35秒102のタイムをだしポジションを引き上げました。
アンディ・プリオールは1分35秒668という10番手タイムを出してBMW勢最速でした。ダーク・ミュラーは11番手タイムを出し、プリオールの後ろで第1レースをスタートします。アルファロメオチームのベストラップはジャンニ・モルビデリで、12番手タイムでした。
2人のプライベーターがトップ10に入りました。GRアジアのトム・コロネルと、JASモータースポーツのピエール・イヴ・コルタルは、それぞれ7番グリッドと9番グリッドの位置でワークスドライバーの間に並びました。
ジョルディ・ジェネは、コンペティティブなタイムを出す事ができないテクニカルトラブルを抱えていました。セアトチームは、エンジンが問題の原因だったかどうか調査しています。