マカオ:第1レース・ファーフスが勝利、ジョバナルディはクラッシュ

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アウグスト・ファーフスは、アルファロメオ156のステアリングを握りWTCC初優勝を果たしました。2位にアンディ・プリオールが入り、リカルド・リデルが残るポディウム・ポジションをゲットしました。この結果、プリオールがチャンピオンシップポイントを93として、ダーク・ミュラーより7ポイントのリードを築く事となりました。
スタートで、プリオールはうまく逃げたものの、最初のコーナーでアンドレ・クートオーバーテイクされてしまいました。ヨルグ・ミュラーリスボア・ベンド進入で横滑りしてしまいました。彼はウォールにヒットし、跳ね返り、ロバート・ハフと接触し、さらにトム・コロネルとも接触しました。全ての車がダメージを負いコースを塞いでしまったのでレースは中止され、その後1周のセーフティカー・ランの後に再開されました。
新しいレギュレーションによって1周追加され、ローリングスタートでレースは始まりました。ストレートで、ダーク・ミュラーはシボレーのアラン・ムニュを追い越して4位となりました。アンドレ・クートリスボアで車のコントロールを失い、アンディ・プリオールにリードを許すことになり、アウグスト・ファーフスが直後に続きました。3周目にはファブリツィオ・ジョバナルディがリスボアでコースオフしたものの、走行を続けました。その次の周には、プリオールはファーフスにオーバーテイクされ、大きなプレッシャーにさらされながらファーフスは残りのレースをプリオールと争う事となりました。リカルド・リデルはその直後の3番手につけて2人を追っていました。プリオールはリスボア・ベンドで何度もアタックをしたものの、成功しませんでした。一方で、タイトル争いの相手であるダーク・ミュラーは4番手を走行していました。チャンピオン争いに残っているもう1人の人物であるジョバナルディは、ターン16で勝利のチャンスを全て失いました。彼はクラッシュしてサスペンションを壊してしまいました。彼の車は前部の車輪を破損していたにもかかわらず動く事ができましたが、すぐに車を止める事となりました。最終ラップにもドラマは起き、ダーク・ミュラーはインシデントによって4番手から10番手に落ちてしまいました。
スタートの玉突き事故に巻き込まれて背中を痛めていたにもかかわらず、ステファノ・ディアステは総合11位に入ってインディペンデント部門に勝利しました。その一方、トム・コロネルとジュセッペ・シロのリタイアによって、Weichers-Sportのマーク・ハンネリッチがインディペンデント部門の年間タイトルを獲得しました。