マカオ:予選・プリオールが価値あるポールを獲得

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アンディ・プリオールは、世界チャンピオンに向けてポールポジションという最高の位置からスタートすることとなりました。2分31秒712という彼のタイムはギアレースのコースレコードでした。このラップはオープニングラップで出され、赤旗中断の時間が多く続いた事で誰もこのタイムにチャレンジする事はできませんでした。アンドレ・コートはプリオールから0.622秒遅れで予選2番手の位置を獲得しました。セカンド・ローにはアルファロメオのアウグスト・ファーフスとガブリエレ・タルキーニが入りました。タルキーニは大きな事故に巻き込まれてしまったので、その修復ができるかどうかという条件付きです。他のタイトル争いをしているドライバーとして、ダーク・ミュラーとファブリツィオ・ジョバナルディは予選6番手と9番手にそれぞれつけています。
シボレーの3人のドライバーは全てトップ10に入りました。ニコラ・ラリーニは2分32秒808のタイムで日曜の第1レースを5番手からスタートすることになり、アラン・ムニュとロバート・ハフはそれぞれ8番手と10番手につけました。リカルド・リデルは2分33秒238のタイムでセアト勢最上位の7番手につけました。フォード・ホットフィルスポーツのパトリック・ベルンハルトは2分36秒338の20番手タイムで、チームメイトのミハエル・フンケより3つ前の位置につけました。トム・コロネルは13番手でインディペンデント勢のトップとなりましたが、彼と並んでインディペンデント・トロフィーを勝ち取る可能性のあるジュセッペ・シロがつけています。
セッションでは多くの混乱がありました。メルコ・ヘアピンの後のアップヒル・セクションでピーター・シュハーマッチがクラッシュし、彼の車がコース上に立ち往生した為に赤旗が出されました。それから11分後、地元ドライバーのアオ・チ・ホンがフィッシャーマンズ・ベンドでコースオフしました。それは彼の最初のラップで、彼の車がコース上に留まった事によって赤旗が再び出されることになりました。セッションはドラマティックなタルキーニのアルファとリデルのセアトの衝突で3度目の中断となりました。タルキーニはターン16の前で真っ直ぐ行ってしまい、それが見えなかったリデルは彼の後ろに真っ直ぐぶつかってしまいました。クラッシュのインパクトによって、2台の車はバリアの間にはまり込んでしまいました。タルキーニは入院し、痛めた肩のX線検査を受けました。最後のわずかな時間にはファーフスとポール・プーンの事故が起き、再び赤旗が出る原因となり、その後セッションが再開されることはありませんでした。サイモン・ハリソンはこのドラマティックなセッションのもう1人の犠牲者で、ターン1の後でウォールにヒットしました。