バレンシア・第2レース:ヨルグ・ミュラー、独走で勝利

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ヨルグ・ミュラーは後方に7秒の差をつけてクルーズ状態でフィニッシュし、第2レースに勝利しました。しかし、彼の後方ではスリルあふれる戦いがありました。ファブリツィオ・ジョバナルディ、アンディ・プリオール、ダーク・ミュラーは、皆ドライバーズタイトルを争っていて、レースの多くで爪をかむような瞬間をもたらしました。彼らは1秒以内でレースを終えました。
アレッサンドロ・ザナルディはポールからのスタートとなり、ラリーニはザナルディと並んでフロントローからのスタートとなりました。スタートしてすぐ、ラリーには数人のドライバーにパスされました。ジョバナルディは、プリオール(彼はこの後ダークと何度か接触し、ターシングとラリーニに抜かれて6番手まで落ちることになる)をオーバーテイクしました。ヨルグは猛攻を続け、1周目終了時には4番手からトップまでジャンプアップしました。2周目には、ダークは3番手にいたザナルディをオーバーテイクしました。デ・ミシェリはワークスドライバーに囲まれながらバトルし、3周目には5位のプリオールへチャレンジしましたが、イタリアン・インディペンデントドライバーであるデ・ミシェリは、ターシングとジェネの2つのアクシデントに巻き込まれてしまいました。彼は、ドイツ人のターシングとの接触によってドライブスルー・ペナルティを受けました。5周目にはジョバナルディが2位のダークをオーバーテイクしアクションは開始されました。彼らが戦っている間、プリオールはザナルディをオーバーテイクしてジョバナルディとダークに追いつきました。更にその次のラップには、ガルシアが前方の集団に追いつきました。8周目に、ダークがジョバナルディを軽くこづき、彼の車は一時的にリヤのコントロールを失いました。これによってプリオールに3番手を明け渡すことになり、イギリス人のプリオールはその後すぐにジョバナルディに狙いをつけました。プリオールは2番手奪取に動きましたが、実際にはダークが彼のインサイドに滑り込んだので失敗してしまいました。しかしながら、この位置を長い間維持する事はできませんでした。8周目、ダークはジョバナルディをパスしようとトライしましたが、これはうまくいかず、プリオールによってアウトブレイクされてしまい、ガルシアにパスされてしまいました。しかし、ガルシアは次の周にすぐ抜き返されて5番手へ落ちてしまい、ダークは再びBMW-UKのプリオールをオーバーテイクするべく集中しました。ラスト2周はスリルあふれるショーをみせましたが、トップ4の順位は変わりませんでした。ザナルディはガルシアより前の5位でフィニッシュしました。マルク・キャロルは第1レース同様のパフォーマンスをみせ、若きスペイン人は8位でフィニッシュし、セアト勢でベストとなりました。彼の後ろでは、シロより0.225秒前でトーマス・エングストロームがインディペンデント勢の勝利を獲得しました。ハフとムニュは、第1レースでのダメージの為レースに出走できず、ラリーニは電気系のトラブルで、シボレーの為に第2レースをフィニッシュすることができませんでした。クレンケのフォードも、第2レースのスタートまでに修理することが出来なかったものの、フンケは18位でフィニッシュすることができました。