バレンシア・第1レース:勝利はセアトとジェネの手に

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彼らのホームレースで、セアト・スポーツは2人のドライバーのポディウムを祝う事となりました。スタートからフィニッシュまでリードを保ち、ジョルディ・ジェネは今シーズン初勝利を獲得し、チームメイトのピーター・ターシングが2位でチェッカーを受けました。2台のセアト・レオンに割って入る形でダーク・ミュラーが入り、彼は2ポイント差で再びチャンピオンシップリードを得る事となりました。
スタート後、ダークはターシングの前へ出ようとしたものの、押し出された*1為3番手ポジションに留まりました。第1コーナーでハフとファーフスが接触し、4番手スタートだったシボレーのハフはグラベルへつかまってしまい、アルファロメオのファーフスはコース復帰後にピットインしました。また1周目には、ジョバナルディが2人のミュラーを追い、ガルシアも直後につけていました。ジョバナルディはヨルグのインサイドに入り、ドイツ人のヨルグはワイドになり4つポジションを落として8番手になってしまいました。2周目に、フンケとハンネリッチがアクシデントに巻き込まれ、共にグラベルでレースを終える事となりました。その次の周には、ヨルグがラリーニをオーバーテイクし再び追撃を開始しました。そうしてる間にも、ターシングはダークに2番手の位置を狙われていました。続く3周で、ターシングはかなりハードなディフェンスをしなければなりませんでしたが、ダークは6周目にターシングのセアトをうまくオーバーテイクしました。BMWチーム・ドイチェランドのチームメイトであるヨルグは、ラリーニ、ガルシア、タルキーニの集団を追い越していきました。プリオールは9周目にジョバナルディをパスして4番手へ上がり、彼はそのポジションをガッチリとキープすることになりました。レースは10周目に入り、ヨルグとジョバナルディの間で非常にタイトな戦いがありました。戦いは続きましたが、アルファのジョバナルディより前の5番手でチェッカーフラッグを受けたのはヨルグでした。10周目では、タルキーニ、ラリーニ、ガルシア、ザナルディはバンパー・トゥ・バンパーで争っていました。ラリーニはタルキーニをオーバーテイクして7番手となりました。タルキーニはその後ガルシアをプッシュしてトラックから押し出し、レース後に30秒加算のペナルティを受けて16番手に落ちてしまいました。マルク・キャロルは、WTCC初出場でファンタスティックな10位という結果を得ました。フォード・ホットフィル・モータースポーツの2人のドライバー(フンケとクレンケ)は、それぞれアクシデントに巻き込まれてしまいフィニッシュできませんでした。
JASモータースポーツのデ・ミシェリが、インディペンデント・レースのウィナーとなりました。タルキーニのペナルティが実行された後、彼は11位となりました。ザナルディは8位でフィニッシュし、第2レースのポールポジションを獲得しました。

*1:押し出したのはジェネだった気もしますが…