バレンシア・予選:ジェネのセアトがポール獲得

http://www.fiawtcc.com/2k5/readnews.asp?id=696

わくわくさせるような予選セッションでセアトがトップに立ち、ジョルディ・ジェネは明日ポールからスタートすることになりました。チームメイトのピーター・ターシングがフロントロウに並びました。ジェネはただ1人だけ1分43秒を切る1:42.778のタイムを出し(スペイン人ドライバーが、スペインの車で、スペイン開催のWTCCでポール)、セアト・レオンはデビュー3戦目にして初のポールポジション獲得となりました。
ダーク・ミュラーはセッション終了寸前にベストタイムを出し、予選3番手となりました。セアト・スポーツはアタックを開始し、セッション開始9分のところでジェネ、リデル、ターシングが1-2-3番手に飛び込んできました。3人はピットへ戻り、他のチャレンジを見守る為に待機しました。ファーフスのアルファロメオが1:43.361のタイムを出して3番手に入りセアト・トリオに割って入りました。10分後、リデルとターシングはトラックに戻り、若きドイツ人のターシングは、スリップ・ストリームの助けを得る為にピッタリとリデルのテールにつけました。チーム戦略が働き、ターシングはタイムを上げ、3番手ポジションへ戻りました。しかしアクションは終わることはなく、6番手にいたシボレーのロブ・ハフが1:43.295というファンタスティックなタイムをだし2番手まであがってきました。しかし、ジェネとターシングが互いにタイムを減らす為に協力し合ったので、ハフはポジションを維持する事ができませんでした。ジェネとターシングはセアトの1-2を確実なものとし、ダーク・ミュラーファイナルラップに1:43.277というファステストを出して3番手に入り最後の猛攻をみせました。ロブ・ハフは4番手に落ちました…でも、これはシボレーの予選順位としては今までのベストとなりました。リカルド・リデルは5番手で、6番手のファーフスとサードローに並ぶ事になりました。若きブラジリアンであるファーフスは、アンダーステアと戦いながらもアルファロメオ勢の最速でした。フォード勢はフリー走行のようにうまくいかず、クレンケとフンケは18番手と20番手のタイムを出す事しかできませんでした。
接近した戦いとなったインディペンデント勢は、ローゼンブラッド、コロネル、デ・ミシェリ、エングストロームが0.314秒以内のタイトな争いをしました。結局GRアジアのトム・コロネルが制し、11番手タイムを出しました。しかし、イスタンブール後にエンジン交換を行ったため、コロネルは10グリッド降格となって21番手スタートとなります。この結果、16番手となったJASモータースポーツのデ・ミシェリがインディペンデント勢最上位となり、ローゼンブラッドがデ・ミシェリと並ぶ位置につけました。