トルコ・第1レース:ジョバナルディとトンプソンの1-2、プリオールは3位

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ラストラップにタルキーニとファーフスの右前タイヤがトラブルを起こし、アルファ勢の1-2-3-4フィニッシュとはなりませんでした。タルキーニは、最終的にレース勝者となるファブリツィオ・ジョバナルディの後ろで2番手につけていましたが、コースアウトし、スローペースのまま7番手でのフィニッシュとなりました。ファーフスのタイヤトラブルはもっと明白で、タイヤの破片が飛び散り、タイヤに残ったゴムがボディワークを引き裂いてしまいました。しかし、ブラジル人のファーフスは第2レースをポールからスタートできる8番手でのフィニッシュとなりました。2台のアルファが順位を落とした結果、BMWアンディ・プリオールはトンプソン続く3位を得ることとなりました。
スタートで、プリオールはセアトのオルテリとターシングの間に割り込んで5番手にジャンプアップしました。数秒後には、オルテリはコーナーでワイドになり、コース復帰時にターシングとクラッシュ。互いにレース後半にピットインしリタイアしてしまいました。ダーク・ミュラーの車は事故に巻き込まれてしまいダメージを受けました。1周目での事故は更に続き、ハンネリッチとラリーニが接触し、ヨルグ・ミュラーも巻き込まれました。2周目には、ガルシアがジェネをオーバーテイクして7番手に上がり、ザナルディがダーク・ミュラーオーバーテイクして9番手に上がりました。その一方、4台のアルファ勢は後方をどんどん引き離し、2番手だったジョバナルディはタルキーニを3周目にパスしてトップに立ちました。
序盤がファンタスティックに進行した後、コロネルは11番手をムニュと争うべく後方につけました。しかし、コロネルはチームメイトのキジリマクのようなエンジントラブルに見舞われてしまいリタイアしました。その前方では、ガルシアがセアトのリデルにアタックし、オーバーテイクして6番手に上がりました。次の2周でガルシアは速いペースを持続し、ついにはプリオールを追い越して5番手となりました。しかし、プリオールは最終ラップにガルシアからポジションを取り返しました。
9周目にはムニュとローゼンブラッドがバトルを展開していました。シボレーのムニュは、スウェーデン人のローゼンブラッドから11番手を奪い、セアト・レオンのジェネがタルキーニやファーフス同様にタイヤトラブルを起こして8番手から17番手まで順位を落としたので、結局ムニュは10番手でレースを終えました。ローゼンブラッドにとっては全てが失われたわけではなく、11番手はインディペンデント部門での勝利を得るには十分なものでした。