ファーフスが選手権トップに立つ

rint2006-10-09

http://www.fiawtcc.com/fiawtcc/macau/2006/sport_sto981703.shtml
2つの息を呑むようなレースの後、WTCCはタイトル争いに絡む9人のドライバーが12ポイント差にひしめき合ったまま最終戦を迎える事となりました。
Nテクノロジーアルファロメオのアウグスト・ファーフスは、ヴァレンシアの第1レースで勝利を収めました。この結果(第2レースでの5位も含め)、プリオールとヨルグ・ミュラーに1ポイント差、ガブリエレ・タルキーニに3ポイント差をつけ、ファーフスが総合トップに浮上しました。プリオールとタルキーニとリデル(現在トップから6ポイント差の5位)が接触に撒き込まれほとんどポイント獲得ができなかったので、第2レースで勝ったヨルグ・ミュラーにとっては世界チャンピオンへの望みをつなぐ大きな後押しとなりました。
メーカー部門でも大きな変化があり、BMWがセアトとのギャップを9ポイント広げ、10ポイントのリードとなりました。
インディペンデント・トロフィーでは、プロチーム・モータースポーツのルカ・ランゴーニが2つのレースで素晴らしいパフォーマンスを披露し、いずれも総合でのポディウム・フィニッシュとなりました。プライベータにとって歴史的な結果です。しかしながら、GRアジアのトム・コロネルは2倍ポイントとなる最終戦を前にタイトルを決める事が出来ました。
ダンカン・ヒュイスマンとニコラ・ラリーニがそれぞれ表彰台を獲得したので、BMWチーム・イタリア−スペインとシボレーにとってはよい結果となりました。それとは反対に、7人のワークスドライバーを擁して合計7ポイントしか獲得できなかったセアトは、今シーズン最悪の週末となってしまいました。彼らのホームレースにおいて、かなりの期待外れの結果でした。
2006年のWTCCは、11月18〜19日のマカオで最終戦を迎える事となります。