ブランズハッチ・第1レース:イヴァン・ミュラーWTCC初優勝

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フランス人のイヴァン・ミュラーがチームメイトのピーター・ターシングとジェームス・トンプソンの前でチェッカーフラッグを受け、セアトが1-2-3を獲得しました。シボレーのロバート・ハフは最終ラップでポディウムフィニッシュの位置にいましたが、トンプソンとノーズ・トゥ・テールになりながらもパスする事が出来ず、4位となりました。
リカルド・リデルのセアト・レオンは悪いスタートとなり、ファーストコーナーでポールの位置から3番手まで落ちてしまい、結局スウェーデン人のリデルは5番手フィニッシュでした。一方イヴァン・ミュラーは、スタートで飛び出し、WTCC初優勝の為にファーストコーナーをリードしました。しかしながらセアトドライバーはチームに心配の種を与え、13周目にターシングがトンプソンに接触し、インサイドのラインに入り2位で通過しました。
セアト勢が優勝目指して戦う間、BMW勢はアンディ・プリオールとダーク・ミュラーが8位をかけて争っていました。ミュラーはいいスタートを決めてプリオールをリードしましたが、かなり激しく防戦しなければなりませんでした。10周目にプリオールはドイツ人のミュラーをパスし、第2レースでのポールを確保する為に逃げはじめました。ダークのチームメイトであるヨルグ・ミュラーは、ウエストフィールド・コーナーでコースアウトし早々にレースを終えてしまいました。
ジャンニ・モルビデリのアルファロメオ156は、Nテクノロジー勢でのベストリザルトとなる12位でした。彼のチームメイトのタバノはレースをフィニッシュできず、ファーフスは9周目でピットに入ってしまいました。
ウィシャーズスポーツのエメット・オブライエンは、ドルイドコーナーでトム・コロネルインサイドに入り見事なオーバーテイクをみせ、プライベーター部門のレースをリードしました。しかし彼はスターリング・コーナーでコースアウトしてしまい最後まで走れませんでした。これによりコロネルが勝ち、GRアジアのチームメイトであるマウリシオ・セレソリが2位となりました。