フォード:ニュー・ドライバーに多大な期待

rint2005-07-22

http://www.fiawtcc.com/2k5/readnews.asp?id=636

チーム・フォード・ホットフィル・スポーツは、来週スパで行われるWTCCでレースに復帰します。このドイツ・チームは、『ニュー・フォード・フォーカスRS WTCC』のテストと開発に専念するために、メキシコのイベントをスキップしていました。
「メキシコへの旅は、6週間車から離れてしまう事を意味するものだった」
チーム代表のハンス・ホットフィルはそうコメントしました。
「我々は、大幅なテストのためにこの時間を使った方が良いと判断した」
チームは、様々なロケーションでほとんどのテストを費やしました。トーマス・クレンケは、チームのテストドライバーであるパトリック・ベルンハルドと、ニュードライバーであるミハエル・フンケ(彼は、スパ以後にトーマス・イェガーの代わりに乗る事になるだろう)とドライブをシェアしました。デュイスブルグ出身の35歳であるフンケは、2003年と2004年にホットフィル・スポーツでレースをし、ドイツ・プロダクションカー選手権(DPWM)のレースウィナーとして名が知られています。昨年、スパでDPWMがETCCと混走でレースをした時には、フンケは3分の2の位置*1を得ました。
「フォードは、ドライブを僕に託す事で大きな信頼を表してくれた。そのお返しに結果を出さないといけないね」クレンケはそうコメントしました。
チームは、サスペンションやディファレンシャルのセッティングだけでなく、エンジンパフォーマンスのセッティングにも専念しました。
「ハードなアンチ・ロールバーやソフトなフロント・スプリングを使用し、リア・アクスルのジオメトリを変える事によって、僕らはさらに進歩する事ができた」クレンケはそうコメントしました。
「WTCCでは、オーバーテイクの時に誰もがドアを閉める。だから、なるべくコーナーでは深いブレーキングをするようにしないといけない。ディファレンシャル・ヘルプのファイン・チューニングで、ターンイン時のブレーキング下でのフロントホイールのロックアップを防いでくれるようにしたんだ」
テストの後、エベルハルド・ブラウン(フォード・チームRSモータースポーツのドイツ代表)はこう締めくくった。
「チームは正しい方向へ大きくステップする事ができた。セットアップ、トランスミッション、そしてエンジン、全てが進歩した。我々は、シーズン後半に努力がよい結果となって現れる事を期待している」

*1:第1レースは完走29台中19位、第2レースは完走27台中20位