ソヘリ・アヤリ:多才なチャンピオン

http://www.fiawtcc.com/2k5/readnews.asp?id=634

フランス国内で4度のチャンピオンになった35歳のソヘリ・アヤリは、WTCCのデビューを迎えようとしています。スパで彼はプジョー・スポーツ・デンマークからエントリーするプジョー407のステアリングを握ります。多才なチャンピオンであるアヤリは、印象的な経歴を持っています。彼のファーストネームであるSoheilは、ペルシャ語で「シェファーズ・スター(羊飼いのスターあるいは指導者のスター)」を意味します。アヤリは、電子工学のエンジニアとして働いていた父と、英語教師だった母と共に、テヘランで幼年期を過ごしました。彼の家族はアヤトラ・ホメイニ独裁の1979年にイランを離れ、エイ・レス・ベインスに移住しました。
少年のソヘリは、15歳でカートを始める前に、水泳で4つの地方タイトルを奪いました。1993年にはカーレースにスイッチし、フォーミュラー・フォードで初めてのフランス選手権王座を手に入れました。1996年には、11度の勝利を上げるという新記録を築き上げ、F3選手権を制しました。彼は1997年のマカオF3を勝利し、FIA F3000選手権にて3年に渡り2度の勝利と数々のポディウムを獲得しました。
シーズンの終わりに、彼は多くの成功と共にカバード・ホイールカー(オープン・ホイールでない車)へ転向しました。プジョーで2度(2002年と2004年)のフランス・ツーリングカー選手権チャンピオンとなり、さらにクラージュ・プジョー・スポーツカーでいくつかの重要な勝利を奪いました。彼はペスカロロ・スポーツチームで真新しいプジョー407のステアリングを握り、現在フランス・ツーリングカー選手権をリードしています。
スパでのデビューを楽しみにしている彼はこうコメントしています。
「僕らの車はまだ真新しいという事を考えないといけないけど、マニクールでの2日半のテストを終えたよ。僕のファースト・インプレッションでは、プジョーの車は良いレース・ポテンシャルを持っていると思う。でも、今から僕らは開発に取り組まないといけない。僕は国際レースに戻る事が出来て凄く興奮しているし、WTCCがニューカマーにとってとてもタフだということも分かっているよ」

翻訳参考データhttp://www.ayari.com/contenu.php?page=palmares